十五日で四十五歳になった。あまりイメージの湧かない数字だが、とにかくもう十分すぎるほど大人だ。

十四日に夫と出掛けて、午後三時にはホテルについて、二時間かけてアフタヌーンティーをした。
貸切の部屋に奇妙にのどかなインストロメンタルが流れる中、大きなソファに腰掛けて、フォートナム&メイソンの紅茶を飲み、小さなオードブルやお菓子を次々と食べていく。窓から見える素晴らしい曇天と遠くにそびえる高層ビル。部屋には私の好きなブルー系のお花だけの花束が置いてあった。
本来、こういうことをされるのは苦手だけれど、夫からは別だ。日頃からそういうことをするタイプではない夫が、一緒に楽しく過ごすため、私を喜ばせようと考えてくれることはいつもすごくうれしい。

夫にはほとんどなんでも話せる。自分の体にもうじき更年期障害が訪れそうなことも、最近好きな化粧のことも、仕事先での人間関係のことも、イヤだと思っていることも、好きな作品のことも大嫌いな作品のことも夫と話せる。それは私にとってすごくありがたいことだ。そういう相手と暮らせている私は本当に運が良いと思っている。
ちゃんと二人の関係をメンテナンスして、ずっと心地よく一緒にいるためにがんばる。
2025/10/16(木) 00:49 Comment(0) permalink

Comment form